ふるさとの海の風景にキャッチコピーを添えて発信する、海のポスター作り「うみぽす」。
2015年から毎年、一般社団法人海洋連盟が企画しています。
―うみぽすのコンセプトは?
海洋連盟 加藤才明さん「日本全国の海を応援しようということで始まりまして、地元の人たちは(地元の)海のいいところを、ほかの人が知らないところも知っているんじゃないかということで、誰でも参加できるということをコンセプトに始めたのが『うみぽす』です」
今年は新たな企画として、ポスターとプレゼンで競う高校生のためのコンテスト「うみぽす甲子園」を初開催。
171チームの応募があり、東京で開かれる決勝戦には14チームが選ばれました。
南さつま市にある鳳凰高校の生徒もその一人。
この日は、「うみぽす甲子園」決勝に出場する生徒を対象にしたワークショップが行われました。
―応募した理由は?
鳳凰高等学校3年生 森田彩音さん「こういうコンテストに出場すること自体がいい経験になる。デザインを絡めて何かできないかなと思っていたので、それも含めて参加しようと思いました」
―決勝に選ばれた理由は?
加藤才明さん「かなり絵に関しての評価は高かった」
森田さんがポスターのモデルに選んだのは「クジラ」。
2002年、地元・大浦の海で集団座礁し、懸命の救出活動が話題となったことなどがきっかけとなりました。
―クジラをモデルにした理由は?
森田彩音さん「世界中でクジラがプラスチックを体内に溜めた状態で打ち上げられて死んでしまっているという話があるので、私が問題視しているプラスチック問題を象徴するのはクジラしかいないと思って、クジラを選びました」
―うみぽす甲子園を通して、どんなことを感じてもらいたいか?
森田彩音さん「まず知ってもらうところから始めて、自分ができることを他の人にも広めて、そういう活動をしていきたいと思います」
決勝戦は、数日後。
森田彩音さん「やるからには優勝してサポートをもらって、自分が考えた解決策を実行できるようにしていきたいと思います!」