鹿児島県十島村。
屋久島と奄美大島の間に位置し、7つの有人島と無人島5島からなる、南北およそ160キロの村です。
奄美大島の北およそ90キロにある宝島。
宝島など、十島村の島々では毎年5月から6月にかけて、毎晩のようにトビウオが港に産卵のためにやってきます。
深夜1時。島に住む小学5年生、本名百竹くんです。去年からトビウオ獲りに挑戦しており、手慣れたものです。
光でトビウオを岸壁に寄せ、網ですくいます。この日は2時間で152匹を獲りました。
本名百竹くん
「(トビウオを)すくうのが難しいけど、とても楽しい」
「トビウオのシーズンは始まったばかり。あしたからも今日のようにトビウオをとりにいきたい」
宝島では、水産加工所でトビウオを買い取っています。
この日も、獲ったばかりのトビウオの鱗を取り、開いて燻製用に。
海は豊かであるからこそ、港までやってくるトビウオ。
十島村が誇る、海の恵みです。