宣誓「我々選手一同は、スポーツマンシップに則り、海の未来を変えるため正々堂々ごみを拾うことを誓います」
鹿児島市の磯海水浴場で「スポGOMI甲子園 鹿児島県大会」が行われました。
この大会は、海と日本プロジェクトの一環として行っているもので、高校生が3人1チームとなり、制限時間の中で拾ったごみの種類と量を競う地球に優しいエコスポーツです。
今年は、県内の9つの高校から15チームが参加し、全国大会への出場を目指しました。
大会では、ごみを拾うためのオリジナルアイテムを活用すればポイントが加算されるとあって、参加者たちは工夫をこらしたアイテムを持参していました。
(指宿高校 バナビス)「真ん中に紐があって袋を通して広げられるようにしています」
(鹿児島第一高校 環境第一)「このアイテムは、畳屋にあった畳の裾を再利用してかける紐にしました」
この日の磯海水浴場は、一見ごみも少なくきれいな砂浜だったものの、草むらなどに隠れたごみがあり、参加者たちは1時間の制限時間の中で次々に拾い集めていました。
「いろんなごみがあって拾うたびに、宝を集めているかのようで楽しかった」
「多く拾えてよかった。(今後も)自分たちが積極的にごみ箱などに捨てたい」
鹿児島大会、映えある優勝は…
優勝したのは、姶良市の龍桜高校で介護福祉士を目指して勉強中の3人組「あいちゃん劇団」
集めたごみの重さは4.97キロで、2位の「環境第一」チームに重さでは負けていたものの、ペットボトルやビン、缶などのポイントの高いごみを多く拾い優勝となりました。
(龍桜高校 あいちゃん劇団)「すごくうれしいです。海のごみ拾いの大切さはもちろん、全国に自分たちが福祉が好きだという思いを伝える権利がもらえたならうれしい」
「ほんの少しのことかもしれないが、ごみを拾えて鹿児島の海がきれいになったなって思ってもらえたら」
優勝した「あいちゃん劇団」は、東京で開催される全国大会に出場します。