福岡市博多。アニメのキャラクターなどに扮したコスプレイヤーたちが集まっています。
この日行われたのは、「コスプレde海ごみゼロ大作戦2024」。日本財団と環境省は海洋ゴミ対策を目的とし、5月30日~6月9日までを全国一斉清掃活動、春の海ごみゼロウイークの強化期間と定めています。
このイベントは、そのブーストイベントとして開催されたもので、およそ400人が参加し、コスプレ姿でおよそ1時間。街でごみを拾い集めました。
「自分の好きな格好でごみ拾いができる」
「おいしいお魚が食べたい、海をきれいにしたくて参加した」
「お世話になっている街なので、来たときよりも美しくして帰りたい」
海洋ゴミのおよそ8割は陸から川を伝って流れ出るため、海洋ゴミをなくすためには、まずは街での対策が重要となります。タバコの吸い殻や傘、ペットボトルなどおよそ1時間で多くのゴミが集まりました。
「たばこの吸い殻が多かった。ちゃんとしたところで吸って。自分で処理をしてほしい」
「こんなにごみが落ちてるんだ」「これから自分はごみを(街に)絶対に捨てないという気持ちになった」
日本財団 海野光行・常務理事 「海ごみになる前に、海のピンチは陸で救う。そんな考えを持ちながら、ごみ拾いをしていくと違う展開も生まれる」
コスプレを通じて町からゴミを出さないことの大切さを実感する1日となりました。