鹿児島県薩摩半島の南端に位置する枕崎市。枕崎漁港には黒潮が育む豊かな海でとれた鰹が水揚げされています。
そんな枕崎の特産品が生産量日本一の鰹節。
市内には多くの加工工場が点在し、鰹を燻す香りが立ち上っています。
その鰹節を通して、だしの魅力を世界に広めようと取り組む男性がいます。
中原水産の中原晋司さんです。
中原晋司さん「こちらがうちの会社で扱っている商品でして、約20種類くらいございます。魚はもちろん、枕崎は美味しいですし、その海の恵みを使ったいろんな料理や加工品が枕崎は多いですので、そのへんの魅力を伝えていきながら、海全体の魅力を枕崎の潮風と鰹の香りをあびていただきながら、五感で枕崎を味わっていただきたいなというふうに思っています」
生まれも育ちも枕崎という中原さん、幼い頃から鰹節を使った食文化にふれてきました。
そこで取り組んだのが、だし文化の魅力を広めること。
中原さん「うちのだし教室は世界中から受けに来て、世界中のシェフとか食通の方々が注目して、わざわざ枕崎に勉強にきている。美味しいとかいっていただけるので、本当に鰹節というのは世界各国の人が喜ぶ、嬉しくなる、素晴らしい食材だなと思っています。」
中原さん「だしには国境はないと思っていまして、海に国境がないのと一緒ですね。いろんな海とつながっていますので、日本の文化、海の恵みの誇りである鰹節を使って、世界中でだしの実演をやったりとか、各国の料理に鰹だしの魅力を発信して、世界中をだしまみれにしたいなと思っています。」
電話番号 | 0993-72-2232 |
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住所 | 枕崎市東本町74-1 |