16日の鹿児島市内は午後から日差しが強くなりましたが、県本土では先月下旬からの記録的な大雨以降、雨の降る日が多く、日照時間は、平年に比べて5割から6割程度となっています。天日干しが欠かせない、かつお節の業者や農家からは晴天を望む声が聞かれました。
先月28日からの記録的な大雨をはじめ、県本土では曇りや雨の日が多く日照不足となっています。15日までの20日間の日照時間は、鹿児島市で53.2時間と平年の54パーセント、最も多い阿久根市でも69時間と平年の66パーセントで、県本土では平年の5割から6割程度に留まっています。
かつお節の生産が盛んな枕崎市でも日照時間は平年の5割程度です。
かつお節の業者は、長引く雨の影響でかつお節を天日干しできないと困惑しています。
一方、弥五郎スイカの産地・曽於市大隅町の農家も日照不足に頭を抱えています。およそ200アールでスイカを栽培する長崎昭彦さんの畑では、長雨と日照不足で成長が止まったということです。
今後の天気は、日曜日ごろまでは雨や曇りの日が続き、月曜日ごろから晴れ間が広がる見込みです。