屋久島でウミガメの保護活動などを行うNPO法人・屋久島うみがめ館の関係者が、自ら執筆したウミガメの物語の本を島内のすべての小学生に贈りました。
寄贈された本は、屋久島町永田で34年間、ウミガメの保護や調査を続けているNPO法人・屋久島うみがめ館の前の代表、大牟田一美さんが執筆した「うみがめ花子〜屋久島へ16000キロの旅〜」です。
屋久島で生まれたアカウミガメの花子の壮大な海の旅を通して自然の優しさや厳しさなどを描いた物語で、これまで団体が発行する会員向けの冊子で連載してきたものを書籍化しました。
大牟田さんは島内のすべての小学生にこの本を贈ろうと、およそ700冊を用意し、11日に屋久島町教育委員会に本を寄贈しました。
(屋久島うみがめ館・大牟田一美前代表)「ウミガメだけでなく屋久島の自然を大切に残すためにどうしたらいいか、子供たちに考えてほしい」
本は12日から島内の小学校を通してそれぞれの児童に贈られる予定で、屋久島うみがめ館のホームページなどからも購入することができます。