屋久島の近海でとれる魚のうち、漁獲量が少なく、普段は店頭にあまり並ばない魚などの調理方法を紹介するレシピ本を、このほど地元の漁業関係の団体がつくりました。
レシピ本をつくったのは、屋久島漁協や屋久島町などでつくる「屋久島地区水産業改良普及推進協議会」です。
漁獲量が少ないため、ときどきしか販売されないものの、味のよい地魚をもっと食べてもらおうと、今回、レシピ本を1000部つくり、鮮魚店やスーパーなどで客に配布しました。
刺身をしばらく、しょうゆなどに漬ける「漬け」をアレンジした料理など、12品の作り方が紹介されています。レシピ本を手にした買い物客は、興味深そうにしていました。
レシピ本をつくった協議会の川東繭右さん「若い世代の魚食離れが深刻化しているので、とくに魚を食べない方にこのレシピブックを手にとってもらいたい」と、話します。
協議会は今後、レシピ本を活用した料理教室なども開き、屋久島の色々な魚のおいしさを広げていくことにしています。