桜島の東、穏やかな錦江湾が広がる、垂水市牛根。
この日、牛根麓漁港に、地元の小学生が集まりました。
中川さん「大きさがこれくらい・・・これが全部で3万匹います。3万匹」
これから行うのは「マダイの放流とイケス見学」です。
牛根漁協の1本釣り漁師の会が毎年行っている、マダイの稚魚の放流。マダイは、錦江湾の貴重な水産資源。
体長およそ7cmに育った稚魚 3万匹を、牛根沖に放流します。郷里の海を知ってもらおうと、子供たちにも体験してもらっています。
こどもたちは・・・
「ばいばい、大きくなれよ」「せーの、いってらっしゃい。元気でな」
「たくさん増えて、また戻ってきてほしいと思いました。
およそ3~4年で大きく成長するというマダイ。
養殖も盛んな牛根沖の錦江湾には、独特の自然環境があります。
中川さん「湾の奥で水温が安定してるけど、水深が深くて、水質が悪くなりにくいっていうのは、すごい他に比べて特徴のある海だなっていうのは思ってます。」
放流のあとは、いけすを見学。
中川さん「小さいエサをあそこの噴出し口から出して、エサをやってます。この中に、ブリの子どもが1万6000匹入ってます。」
児童「1番小さいやつの名前を順番に言うと?」
中川さん「最初、もじゃこ、ハマチ、ブリ」
地元の海をもっと身近に・・・一日体験は、発見が詰まった海の教室です。
中川さん「魚の種類も豊富ですし、みんなで資源を管理して大事に育てていこうっていうのをわかってもらえれば・・・」