鹿児島の海に生息する海藻を使って子ども達が図鑑づくりを行いました。
夏休み、小学生を対象に海をテーマにした講座が開催されました。
寺田竜太教授「かごしま海の森図鑑2018と書いてあります。みなさんがこれから作る海の森図鑑は本物の海藻を使って自分で標本にする。自分で海の森図鑑を作って持って帰ります。」
行われたのは「海の森」図鑑をつくろう!というもの。鹿児島の海に生息する海藻を使った押し葉標本を作り、自分だけの図鑑を作ります。
寺田教授「最近は海は近くて遠い場所になりつつありますので、子どもたちには海の中の素晴らしい世界を知ってもらうのと、そこに生えている海藻の森、そしてその海藻の素晴らしさというのを、本物の海藻を見て触って感じてもらいたい」
講座では変わりゆく鹿児島の海の環境についても学びました。
寺田教授「実は今、鹿児島の海は大変なことになっています。左は海の森があったときの様子です。これが今どんどん無くなっています。こういうのを海の砂漠化といって、今すごく深刻な問題になっています。」
「僕たちが作った環境が海藻をダメにしているんだなと思いました。もっと環境を良くしていかなきゃなとおもいました。」
更に海の恵みをいただく体験も。
煮込まれているのはテングサ。トコロテンや寒天の原料となる海藻です。
煮込んだテングサを布でこし、ジュースを混ぜたらそーっと容器に入れて冷まします。
出来上がったのは寒天ゼリーです。
気になるお味は?
「美味しいです。一番最初の状態を見てコレだから、すごく驚いている」
「少しコリコリしているんですけど、こっちのほうもなかなかいけてます。」
「海藻からこんなに美味しいゼリーができるなんてビックリしました。昆布とかそういう海藻が減っていっているのは悲しい出来事なので、ゴミとかを海に流さないようにしたいです。」