鹿児島県阿久根市。
東シナ海に面し、美しい海をのぞむことができます。
道の駅「阿久根」の物産館。
海産物を中心とした、阿久根市の特産品を販売しています。
なかでも「うに醤(ひしお)」は販売から20年、地元の人たちに愛され続ける人気商品。
阿久根でとれた新鮮なうにを芋焼酎と食塩で漬け込み、自家製ボラ魚醤と合わせて作り上げた、豊かな香りと深い旨味がひろがる液体調味料です。
製造しているのは、「尾塚水産」。
尾塚水産 代表取締役 尾塚エイ子さん
「以前うにのからすみを商品にしたことがあって、(ボラの)身が捨てられていたので、麹と漬け込んで魚醤を作ったんですよ。それが始まりでいろいろ開発しました。」
また、ウミカルビスケットは海洋問題の改善の取り組みの一つとしてつくった商品。
廃棄するはずだったウニの殻を高温で焼き、粉末にしたウニ殻カルシウムで作っています。
また、こんな商品も。
ウニのとげで染められたスカーフ。
尾塚水産 代表取締役 尾塚エイ子さん
「(殻は)今まで畑などに埋めていたので、それをなんとか利用して何かできないだろうか、と思った」
★スカーフについて詳しくはこちら
MBCテレビ「かごしま4」7/13放送【ウニのとげでスカーフ 海外進出も】
さらに、尾塚水産では“海と日本プロジェクト”とコラボして海外輸出にもチャレンジしています。
尾塚水産 代表取締役 尾塚エイ子さん
「バイヤーにこういう商品がありますよって伝えたら、すごく関心を持ってもらえたんですよ。
今、フィリピンのほうに輸出しています。
(商品開発を通して)“これは海を守るために作っている”ということを伝えたいですね。」