ことし6月から展示されている8代目ユウユウと合わせ、いま、かごしま水族館では2匹のジンベエザメが泳いでいます。
2日、かごしま水族館にやってきたのは、全長4.5メートルのジンベエザメです。今の8代目ユウユウに比べスマートで、およそ50センチ短いメスです。1日に南さつま市坊津町の定置網にかかっているのが見つかり、水族館が購入しました。かごしま水族館では、野生のジンベエザメを迎える場合、通常1か月ほどいけすで餌付けし、健康状態を確認しますが、今回は台風が近づいていることから、2日に水族館に搬入しました。かごしま水族館がジンベエザメを水槽で餌付けするのは初めてです。
新しく入ったジンベエザメには、環境に慣れるまでしばらく餌は与えないということですが、8代目ユウユウの食事時には食べたそうに近寄ってくるなど元気な様子を見せ、来館者を喜ばせていました。
6月からいる8代目ユウユウは、搬入時に体長が5メートルと大きく、展示はもともと1年ほどの予定でしたが、予定を前倒しし、早ければ今週中にも放流に向け水族館を離れるということです。
新しいジンベエザメは、餌付けなどに問題がなければ9代目ユウユウとして水族館の新しい顔になる予定です。