南さつま市坊津町で、5月に行われた「うみとやまと、こどもたちと」というイベントを紹介します。
写真を見ても分かる通り、坊津町は美しい海に囲まれた風光明媚な土地です。
そして、今回の会場になるのが「坊泊保育所跡地」
「跡地」・・・そう、この保育所は2014年3月で閉園しています。子供の声は聞こえません。
そんな、保育所跡地に「元気な子供の声を!もっと、坊津の素晴らしい環境を伝えたい」と、立ち上がったのは、松野下友明さん、松野下いづみさん夫婦です。
「本当にびっくりするくらい、子ども達のいない保育所って寂しいんです。」そう語るのは、妻のいづみさんです。
二人は「地域柄、少子化・高齢化の問題も大きくて、この坊津の景色を見て、それが移住のきっかけになって、この地を選んでくれるひとがいたらいいなと思います。」と、イベントに思いを込めます。
閉園となった保育所に、松野下さん夫婦の思いに賛同した仲間が次々と集まります。
静かだった園庭は飾り付けられ、テントが立ちます。美味しそうな匂も漂います。
教室には、映画館や親子で楽しめるワークショップもオープンしました。
徐々に、地域の人達も集まります。そこにあるのは、賑やかだった頃、子供の声が響いていた頃の保育所の姿でした。
子ども達の笑顔、笑い声は、その土地に元気をくれますね♪
2015年、「たまたま、この段々畑の景色を見た時に“ここで畑ができたらいいな”と、考えていたら、
集落の方から「空いているから使っていいよ」と、快諾してもらった松野下さん。
ここでは、味のギュッと詰まったおいしい野菜が採れるそう。
この仕事を始めるにあたって、本当に周りの方々に支えられた、少しでも恩返しができたらと、思いを語る松野下さん。
これからも、豊かな鹿児島の海に囲まれた「坊津」で、素敵な活動を続けてもらいたいですね。
イベント名 | うみとやまと、こどもたちと |
日程 | 2017/5 |
場所 | 坊泊保育所跡地 |