レポート
2018.12.12

鹿児島県、クルーズ船対策“高速船で観光客移動”

鹿児島県、クルーズ船対策“高速船で観光客移動”

鹿児島県、クルーズ船対策“高速船で観光客移動”

大型クルーズ船が寄港する鹿児島市のマリンポートかごしま周辺が渋滞する問題で、三反園知事は7日の県議会で、クルーズ船の観光客を高速船で運ぶ計画を明らかにしました。
来月から、係留施設の整備に着手するとしています。

三反園知事「クルーズ船観光客を高速船で運ぶこととし、高速船の運航実現の向けて、今年度、浮き桟橋などの整備に着手することととする。」

係留施設の整備予定地は、マリンポートかごしまの陸地側の水域です。旧木材港に保管してある浮き桟橋を補修して、活用する計画です。

運航するのは種子島・屋久島航路で運航されている250人乗りの高速船で、マリンポートから本港区北ふ頭まで10分、指宿まで30分で結びます。マリンポート周辺では、大型クルーズ船が寄港すると一度に4千人以上の観光客が100台以上のバスを利用する日もあり、周辺の渋滞が課題となっています。

このため、鴨池港区と中央港区を結ぶ臨港道路を建設する計画ですが、完成は2022年度の予定です。
クルーズ船の観光客を高速船で運べば、渋滞の緩和に加え、新たな周遊ルートの開拓も期待されます。
県は、浮き桟橋など係留施設の工事を、来月には発注したいとしています。

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