イベント
2023.08.27

われはうみの子探検隊2023②

われはうみの子探検隊2023

2日目

2日目は、再び北さつま漁港にて、実際に漁港で魚が水揚げされている様子を見学しました。
大きなコンテナの中には、水揚げされたばかりの沢山の魚が。魚を冷やすための氷の倉庫など、漁協内の隅々まで見学しました。子どもたちは、阿久根の海の幸の豊かさ・偉大さを目の当たりにし、阿久根の特産品であるウニはもちろん、藻場が育むエビなどが住みやすい豊かな海に繋がることを漁港の現場の声から通じている様子でした。

ウニ殻染め体験

続いて、阿久根市中央公民館鶴見分館に移動し、ウニ殻染め体験を行いました。
普段から、磯焼けへの対策を模索する中、駆除したウニを生かす取り組みを行う、尾塚水産 代表取締役 尾塚エイ子さんにお越しいただき、商品価値がほとんど無いウニを、ウニ殻カルシウムとして加工品にしたり、スカーフを染料として使うアップサイクルを思いつくに至った経緯から、今後の展望について話を聞きながら、実際に染め体験を行いました。
染め方は簡単とても簡単で、ウニのとげを粉末にしたものをクエン酸とお湯が入ったものに入れて溶かし、布をひたし、更に布を石灰水に浸すと、鮮やかな薄紫色に染めあがりました。
「こんなにきれいな紫になるんだ!」と、ウニのとげからでる色に驚いている様子でした。
増えすぎたウニは、海藻を少量しか食べていないため、身が少なく、商品価値はほとんどないですが、うに殻の活用方法を体験しながら学ぶことで、他への活用方法や商品開発のアイデアに繋がった様子でした。

海の未来を救うアイデアがオリジナルの商品開発へ!

下園薩男商店の湯田工場に移動し、実際に、染め体験で学んだことやアイデアをもとに、オリジナル商品についてブレインストーミングを実施しました。特産品コンクール等々で数々の賞をとっている下園薩男商店 代表取締役 渡辺貴大さんに協力いただき、うに殻を使った商品について子どもたちと意見を出し合いました。これまでの体験から、「阿久根イイネのお宝フライ」「うに殻カルシウムアイスクリーム」など、子どもたちから様々なおもしろいアイデアがたくさん。渡辺さんは、子どもたちのアイデアを導き、実際の商品開発に向けて、パッケージや発売後のプロモーションの仕方についても話しました。
子どもたちからは、「早くみんなで考えた商品が売られるのを見てみたい!」「新しい商品を考えるのは難しかったけど楽しかった!」などという意見がありました。

商品開発

最後は、2日間で学んだ阿久根の海の自然の大切さについて、各班のメンバーで学びのノートを活用しながら、ディスカッションを行い、それぞれ、豊かな海の未来を守るためにできることを発表しました。「いろんな生き物がいる海を守っていきたい」「ごみが一つもない海を創りたい」など、子どもたちは、阿久根の人たちが大切に守ってきている海の変容と保守活動について2日間のアクティビティを通して気づき、これから未来の海を守るために何ができるかを考えることができました。

後日、2日目のブレインストーミングで出た、子どもたちの海の未来や藻場を守るアイデアから、「これだったら、カルシウムが、おいしくお手軽にとれる!」というウニ殻粉末を利用した商品を開発します。オリジナルパッケージの制作や手作りPOPの制作など子どもたちによる販売会も実施予定です。学んだことから出したアイデアがどんな商品になるのか子どもたちも楽しみにしていました。

イベント詳細

イベント名われはうみの子探検隊②
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