海のごちそう “えっがね” | 海と日本PROJECT in 鹿児島

海のごちそう “えっがね”

MBCテレビ「かごしま4」9/14放送

日本財団が推進する海と日本プロジェクトでは10月10日から16日までを「海のごちそうウィーク」とし、海のグルメを堪能することをおすすめしています。
今回は、一足早く鹿児島の海のごちそうを紹介します。

海と日本プロジェクト in 鹿児島 推進リーダー　柴さとみ
「内之浦漁協の活魚センターにやってきました。
この時期、肝付町では私も大好きな、あの海のごちそうがいただけるんです！」

案内してもらった先にあったのは…。

柴さとみ
「でました！【えっがね】です！！」

今が旬の伊勢海老。
県内トップクラスの漁獲高を誇る内之浦地区では、昔からから親しみを込めて伊勢海老のことを【えっがね】と呼んでいます。

柴さとみ
「そもそも、何で【えっがね】と言うんですか？」

内之浦漁業協同組合 事業課長　中間孝浩さん
「『縁起のいいガネ(甲殻類)』で【えっがね】と言われています。
また『えっ(エビ)』『がね(カニ)』で、”カニのようなエビ”ということで。」

昔は運動会のお重に、「蒸したえっがね」が入っていたという話もあるほど、この地域で愛されてきた、海のごちそうです。

町内では現在「秋のえっがね祭り」を開催中。
飲食店では期間中えっがね料理を頂くことができます。

こちらのお店の定食には、ボイル、味噌汁、そしてお刺身と、３種類のえっがねが！

いなかのお店 東泊景一郎さん
「刺身が定食のメインかなと。プリプリと美味しい」

お店一押しは、えっがねのお刺身。
醤油ではなく塩で食べるのがおすすめということで…。

柴さとみ
「お塩でいただくと半端ない甘みですね。身がぷりぷりとしていて、旨味がギュッと凝縮された感じです」

地元でとれる、新鮮なえっがねだからこそのおいしさ！

うまみたっぷりのえっがね味噌うどんも、人気のひとしなです。
さらに祭り期間中は、海の魅力を味わえるこんな体験も。

太平洋に面した内之浦湾を、漁船でクルージング。

宝盛丸 船長　津代美佐男さん
「ここが定置網漁の場所。サバ・アジ・ブリなど、何でもとれます。」
「ここはえっがねの保護区なので3年に1度しか解禁されないけれども、豊富にいます」

地元のベテラン漁師が、漁師ならではの目線で自慢の海を紹介してくれます。

宝盛丸 船長　津代美佐男さん
「魚がとれそうな場所でしょう。自慢の場所です、内之浦は。伊勢海老もあるし、定置網で魚もいっぱいとれる。こんなにいい場所はないです」

「海と日本プロジェクト」では、今月17日から25日までの期間を「秋の海ごみゼロウィーク」と定めています。
皆さんも県内各所に設置された「拾い箱」を是非ご活用ください。