鹿児島市で行われた鹿児島の新特産品コンクール。
鹿児島の素材や技術を生かした新たな商品づくりを促そうと県などが行っているもので、食品部門に77点、工芸・生活用品部門に31点が出品されました。
その中の一つ、鹿児島市の餃子の照照の香り高い鹿児島の天然甘エビを使った和風だしスープ。実はもったいないを追求して誕生した商品なんです。
照照代表取締役 鮫島礼子さん
「たか海老を丸ごと入れた海老餃子を作っています」
照照代表取締役 鮫島礼子さん
「(海老の)身は餃子で使うが、頭が結構残ってしまう。ずっともったいないなと思っていて、どうにか使えないかなと」
使用しているのは、鹿児島産のたか海老。たか海老とは東シナ海の海洋深層水で育つ天然の甘エビで、正式には「ヒゲナガエビ」といいます。
看板商品の海老餃子は海老の実の部分しか使わないため、これまで頭の部分を廃棄していました。
「それではもったいない」と廃棄される予定だった、海老の頭で出汁を取り、ニンジンとネギなどを入れて和風だしスープを作ったのです。
照照代表取締役 鮫島礼子さん
「海老の好きな方はおいしいと言ってくださる。大切に使うことが海を守るということにつながるのでは」
限られた海の資源を大切に味わうことができる和風スープ。今後、鹿児島市の土産アンテナショップで販売される予定で、さらに販路を広げていきたいとしています。