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2024.09.09

われはうみの子探検隊1日目 垂水のカンパチを調査

われはうみの子探検隊1日目 垂水のカンパチを調査

MBCテレビ「かごしま4」9/9放送

夏休み終盤の、8月24日。
小学4年生から6年生、20人が県内各地から集まってきました。

「カンパチの養殖についていろいろ聞きたい」
「SUPがものすごく楽しみ」

バスに乗り込み、桜島フェリーへ。

「われは海の子探検隊」と名付けられた、このイベント。
子どもたちに海への親しみや関心を高めてもらおうと「海と日本プロジェクト」が企画しました。

訪れたのは、垂水市漁業協同組合。
探検隊のテーマは、「海の未来を救え!錦江湾の宝物を守ろう」。

2日間かけて、錦江湾について調査します。
養殖カンパチの生産量日本一の鹿児島県。まずは、養殖の取り組みについて学びます。

児童からは、たくさんの質問が!

児童
「エサによって味は変わる?」

担当者
「エサによって味は若干変わる。エサの中にお茶の葉っぱと焼酎カスを入れ、魚臭さを無くしておいしく食べれるように工夫」

おいしさの理由を知った子どもたち。つづいては、現役の漁師による、カンパチの解体ショー。
およそ4キロのカンパチを見事な包丁さばきで解体します。

興味津々の子どもたち。試食では、お腹側と背中側を食べ比べしました。

「お腹の部分の方がコリコリしていました」
「お腹の方が好き」

続いては、海へ!船に乗って、沖合にあるカンパチの養殖場へ向かいます。
途中でイルカに遭遇! 近くで見ることができました。

8メートル四方の大きい生け簀に到着。餌やりにチャレンジします。
イワシなどを使った魚のすり身の餌を投げると…勢いよく食べる、およそ3000匹のカンパチ。

2年ほど育てて、この大きさになったそう。子どもたちは、初めての光景に目を輝かせていました。

「すごい迫力だった」
「命がけで生きているということが分かった」

昼食も学びのひとつ。この日の朝水揚げされた、新鮮なカンパチの漬け丼をいただきます。

お腹いっぱいになったあとは、みんなが楽しみにしていたSUP体験!
ボードに乗って、錦江湾へ!パドルを使って水面をどんどん進んでいきます。

児童
「怖いけど楽しい」
「立てなかったけど、楽しかった」
「風向きや海がどうになってるのか知れた」

陸から見るだけでは分からない海の魅力を体いっぱい感じることができました。

この他、冷凍庫で-20度の冷たさを体感するなど、1日を通して、垂水市のカンパチ養殖業について調査しました。


鹿児島大学水産学部 鳥居享司准教授
「冷凍庫寒かったでしょう。たくさんの魚のエサがある。漁師が海の様子や魚の様子を考えながらエサをあげている。毎日同じエサをやっている訳ではない」

児童
「カンパチのエサやりや鳥居准教授の話、いろいろなことな体験ができて、私たちに養殖や魚は大切な資源だとすごく感じた」

錦江湾について知識を深めた子どもたち。調査は2日目に続きます。

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