11月28日、かごしま環境未来館で小学校5年生の子どもたち11人を対象に、豊かな海の未来について考える「われは海の子探検隊」の2日目が開催されました。
前回、垂水市でカンパチの養殖について学んだり、サップボードを楽しみながら海中のゴミ拾いをしたり、海への関心が高まったようです。
「この前より、もっと考えたり、海の環境にも着目していきたい」
「楽しみです♪」
日本財団が主体となって行っている海と日本プロジェクト、この日もたくさんの体験学習が行われます。
まずは海中に生える種子植物「アマモ」について学びます。
川畑友和さん「なにか生き物がいたのに気付いた?」
生徒「ヒメイカ?」
川畑友和さん「正解!ヒメイカです」
アマモが作る藻場は海の生き物たちが実を隠したり産卵をする大切な場所。
それを知った子どもたち、植え付け体験ではひとつひとつ丁寧に種を植えます。
早ければ1か月で発芽、再び山川町の海に返され、海の営みを見守ります。
寺田竜太教授「鹿児島には何種類の海藻が生えているでしょう?鹿児島には大体500種類ぐらいあるんです」
続いて海藻を使った押し葉モニュメントを作成。
珍しい海藻を観察しながら思い思いの押し葉を作りました。
「こういう体験ってなかなかできないし、絶滅危惧種とかの押し葉とかめったにできることのない貴重な機会だったので、きれいなしおりができるのが楽しみです」
海藻は人々の食生活も支えています。
今回は海藻を使ったゼリー作りに挑戦。
色の変化に気づいたり、においをかいだり、いろいろな発見がありました。
お昼は鹿児島の海産物でつくる豪華な手巻き寿司。
たっぷり具を包んで…お味は?
海の恵みに感謝しながら美味しく食べました。
杉水流直子さん「全てが鹿児島の物でこれだけ贅沢に作れるって本当に食の宝庫なんだなって思いますし、それをやっぱり子どもたちが味わってくれることが嬉しいです」
大満足の子どもたち、午後も海洋環境についてたっぷり学びます。
2日間にわたり行われた「われは海の子探検隊」
最後は感じたことや楽しかったことを作文にして発表しました。
「たくさん知ったことやすごいと思ったことがありました。ゴミを拾いながらサップを楽しめば環境を守ることに繋がると知りました」
「海藻でおいしいゼリーが作れると思いもよらなかったのでビックリしました。これからもこの経験を生活にいかしていきたい」
「海草や海藻の押し葉を作りました。これからも海に触れ合っていきたい」
楽しみながら海のありがたさをしっかりと学んでいました。