絶好の天気に恵まれた鹿児島県垂水市
この日、小学5年生の子どもたち11人を対象に行われた『われはうみの子探検隊』。子どもたちに海への関心を持ってもらおうと日本財団が主体となって行っている海と日本プロジェクトの一つです。
まずは垂水市漁業協同組合がおこなっているカンパチの養殖事業について学びました。
(生徒)「なんでカンパチと呼ばれているんですか?」
(垂水市漁業協同組合 篠原重人さん)「力むと黒い筋がでる。それを上から見るとハの字に見えるので、間のハと書いてカンパチと呼ばれるようになったんです」
錦江湾の平均水温は22℃と温かく、酸素を豊富に含んでいます。この豊かな海で育ったカンパチは『海の桜勘』と名付けられ、日本一の生産量を誇ります。
(生徒)「なんで『桜勘』なんですか?」
(垂水市漁業協同組合 篠原重人さん)「『海の桜勘』というのは、最初は「王冠」だったけれど、桜島と勘八から頭文字をとってブランド登録したんです」
続いては漁船に乗り込み、養殖中の勘八に餌を与えに向かいます。初めての体験にワクワクです。
餌をあげた後、イルカウォッチングに向かいました。海面を探していると…
なんと二頭のイルカが姿を見せてくれました。
大満足の子どもたち。午後はマリンパーク垂水で「sup(サップ)」体験。
初めてのサップボード。うまく前へ進めません。
それでも流石は子どもたち。10分もたつとあっという間に遠くへ。
およそ2時間、思いっきり海を満喫した子どもたち。実は楽しむだけではありませんでした。
(マリンパークたるみず 田屋敷幸太さん)「海が汚れている状況を分かってもらえたことで、自分たちが気持ちよくするためにはどうすればいいか考えが変わったと思うので、海に親しんでくれる子どもたちが育ってくれたらと思って活動しているので今日はそのひとつが達成できたと思います。」