鹿児島のシンボル「桜島」の目の前に広がる錦江湾。
世界の海でごみが問題になっていますが、鹿児島の錦江湾も例外ではなく、毎日ごみが流れついています。
そんな海から流れ着いたごみでアート作品や楽器を作る活動をしている団体があります。
環境アート団体「色響」です。
「色響」は鹿児島から音楽やアート、そして環境問題について発信している団体です。
芳田聡子さんは海ごみの問題が深刻化する中、自分にも何かできないかとごみ拾いを始めました。
「とにかくごみが色々な所から流れて来て溢れているので、綺麗な海を想像する日もあるけど、やっぱりごみが落ちているなと感じています。海の環境問題の話で、2050年には海にいる魚より海ごみ・プラスチックの量が増えているという話を聞いて、凄くショックをうけた。プラスチック・海ごみが本当は地球にとって大変なんだと言う事が気づいて貰えないかと思って、漂着物で楽器を作って演奏する事をしています」
楽器作りは一緒に活動している子どもたちを行っています。
芳田さん「ビンの蓋を繋げて音がするかなとか、とにかくまず、叩くとか、振るとか、子供たちのほうが素晴らしい楽器をたくさん作ってくれました」
色響では海ごみを使って作った楽器を使い、県内各地で演奏活動を行っています。
色響ではこれからも海ごみを利用した作品を通じて、音楽・環境・アートを明るい未来のために伝えていきます。
芳田さん「1人から、鹿児島市・鹿児島県・日本・世界と繋がっていくと思うので、まずは1人の行動が大事だと私は思います」