8月7日、鹿児島市の甲突川で「スポGOMI(ごみ)甲子園 鹿児島県大会」が行われました。
この大会は、海と日本プロジェクトの一環として行っているもので、高校生が3人1チームとなり制限時間の中で拾ったごみの質と量を競う、地球にやさしい「エコスポーツ」です。
今年は県内の8つの高校から15チームが参加し、全国大会の出場を目指しました。
また、大会ではごみを拾うためのオリジナルアイテムを活用すればポイントが加算されるとあって、参加者たちは工夫を凝らしたアイテムを持参していました。
鹿児島第一高等学校
「袋より(ごみを)入れやすいかな、と思ったので、作りました」
「学校でSDGsクラブというのがあって、週末に近くの海岸に行って清掃しているんですが、いい機会になるかなと思い今日参加しました」
鹿児島南高等学校
「マントを作りました。ごみ拾いをしていることを周囲にアピールして、興味を持ってもらうために作りました」
「道路を歩いているときにごみが多いと感じることが多くて、少しでもきれいになったらいいかな、と思って(参加しました)」
鹿児島第一高等学校
「ごみを拾って、すぐごみ箱に届けます」
「地球温暖化とかとても深刻になっているので、自分たちのような若い人が活動していけば、みんなも率先して動いてくれるかなと思って(活動しています)」
掛け声と同時に、ごみがありそうな場所へ向かう高校生。
川沿いにあったのは、惣菜などを入れるプラスチックの容器。
「コンビニで買って、ここで食べて捨てているのかな」
また、道路に落ちていたのは……、食べ終わったスイカの皮。
「靴があった!(分別は)燃えるごみ!」
「事前にごみの分別は調べておきました。靴は可燃ごみです」
暑い中、ゴミを拾って歩く高校生たち。制限時間の中でこれだけのごみを拾い集めました。
そして…
「優勝は・・・【龍桜ケアラー】の皆さんです!」
10.6キロのごみを拾った龍桜(りゅうおう)高校・医療福祉科の3人組「龍桜(りゅうおう)ケアラー」が優勝。
龍桜高校は、2年連続で全国大会への切符を手にしました。
龍桜高等学校 龍桜ケアラー
「先輩方がスポGOMI甲子園に参加していて、わたしたちもスポGOMI甲子園に惹かれて、環境をよくしたいと思ったので参加しました」
「大きいごみが予想外にあって驚きました」
「今回は自販機の下とか細い道を探したので、東京(全国大会)でも計画を練って、そういったところを探していきたいと思います」