鹿児島県宝島。
十島村の7つの有人島のうちのひとつで奄美大島の北およそ90キロにあり、人口120人、周囲およそ14キロの島です。
宝島にはプールがありません。
宝島小中学校の児童・生徒たちの水泳の授業は、海で行われます。
ここは、天然のサンゴ礁の入り江を生かした大籠(おおごもり)海水浴場でほとんど波もなく、穏やかな場所です。
自然の中で行われる贅沢な時間。
子どもたちは、7月にこの場所で行われる水泳大会に向けてそれぞれ練習を積んでいます。
(練習に参加した子ども)
「気持ちよくてよかった」
(練習に参加した子ども)
「楽しかった。きょうはくらげ浮きとかした」
(保護者)
「気持ちよさそうに、楽しそうに、プールとは違う大自然の中で、気持ちよさそうに泳いでいるのがうらやましいです」
(教諭)
「自然に触れ合いながらなおかつ、水泳を学習できるというのがここの島でしか味わえないすごくいいところ」
宝島では、海の恩恵を受けながら、子どもたちが成長していきます。