九州電力鹿児島営業所一階のキッチンスタジオで行われた、『日本(にっぽん)さばける塾 in 鹿児島』。
10月10日から16日の「海のごちそうウィーク」に合わせて開催されました。
『日本(にっぽん)さばける塾』は、魚をさばく体験を通して、各地の食文化や命の大切さを感じてもらおうというプロジェクトです。
1時間目は、「さばける体験」。
霧島市にある「松元鮮魚」女将の松元純子さんに魚のさばき方を教わります。
さばく魚は、アジときびなごです。
(松元鮮魚 女将 松元純子先生)
「きびなご見たことある?」
「頭を落として、お腹のところに包丁を入れてください。」
「綿を出してあげて親指で中骨の上にスーッと手を入れます。そして一番端っこのところの骨をピーっと引っ張る。」
上手くできるでしょうか?
「(骨が)とれた~。」
今回は、アジフライと、きびなごのイタリアン蒲焼の2品を調理。
とってもおいしそうに出来上がりました♪
―魚をさばいてみて
「(さばくときに)包丁でやったほうが簡単な気がしたけど、手でやったほうが早いと思った。」
「きびなご自体、生で触ったのが初めてで、さばき方を学ぶことができてよかったです。」
そして、2時間目は「海の学び」についての学習。
(松元鮮魚 女将 松元純子先生)
「シイラをおろしたときにワタを出したら青のビニールが出てきたんです。魚はそれをエサだと思って食べているんですよね。だけどエサじゃなかった。」
「(命を)いただいているんですけど、その前の段階で人間がしてしまっていることの責任をすごく感じました。」
「ゴミを拾うってことだけでも違うので、魚をおいしく食べるためには、お魚のためにも自分たちも変えていかないといけないことがあるんじゃないかと思う。」
―さばける塾に参加してみて
「海にゴミを捨てないようにしようと思った。」
「もともと海や魚が好きな子なので、それを守っていくためにどうしたらいいかを考えたり、私たちも折に触れて伝えていきたいなと思いました。」
海の環境を守るために、”自分たちが今できること”を学んだ参加者たち。
『さばけるマスター、なったぞ~!』