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2025.03.21

未利用魚の価値向上!かまぼこ店の挑戦

未利用魚の価値向上!かまぼこ店の挑戦

MBCテレビ「MBCごごナウ」3/21放送

『つけあげ』と呼ばれる、鹿児島のソウルフード、さつま揚げ。その歴史は古く、恵まれた海の幸を、無駄なく食べるための知恵から生まれたとされています。

鹿児島県枕崎市にある『松野下蒲鉾』。さつま揚げをつくり続けて50年以上。創業当時の味を守り続ける老舗です。

(松野下蒲鉾 松野下晃平さん)「元々魚屋で、余った魚を自家製すり身にしてさつま揚げを作っていました。今でも魚を捌き、自家製すり身を使ったさつま揚げづくりにこだわっています。」

さつま揚げには、地元で水揚げされた魚はもちろん、通常は食卓に上がらない、未利用魚と呼ばれる魚も使っているそう。

「未利用魚を使う理由は、未来の資源を守るという目的。そして、ほんとうは未利用魚もおいしいということを知ってもらいたい。この余った魚というのを大切にしていきたいと思い、使用している。」

その思いから、松野下蒲鉾は「海と日本プロジェクトin鹿児島」と協力。
未利用魚を使った新しいさつま揚げの開発を行いました。

新たに誕生したさつま揚げがこちら。

枕崎産のかつお節や、オキアミなどと組み合わせ鹿児島県民に親しみのある味付けに仕上げたそうです。

「全商品、未利用魚を使った商品なので魚の風味を味わってほしい。」

新商品を通して、より多くの人にさつま揚げのおいしさを伝え、未利用魚の価値向上につなげたいと話します。

「未利用魚や深海魚もおいしいさつま揚げになるということを知ってもらいたい。今後も伝統の製法である、自家製すり身づくりを行い続けて、枕崎に水揚げされる未利用魚など大切な資源を守り続けたいと思います。」

長年愛されてきたさつま揚げ。その味を守りつつ、新しい挑戦を続けることで、松野下蒲鉾は、鹿児島の海と共に生きる未来を描いています。

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