今年20周年を迎えたかごしま水族館。目の前に青々とした錦江湾が広がり、雄大な桜島を望む。およそ500種の生きものを展示し、その多くが鹿児島に生息している。
目指しているのは「海につながる水族館」。
錦江湾をいつまでも多様な生きものがすむ海にしていこうという願いを込めている。
その一環として長年行っているのが錦江湾にいるイルカの調査。地道な調査で種類や発見場所の傾向、さらに錦江湾に定住している可能性が高いこともわかってきた。
イルカ担当の柏木伸幸さんは「60万都市の目の前にイルカがくることは素晴らしいこと。
しかし、これからもイルカがすめる環境を守っていくため、一人ひとりが意識する必要があると」語る。