県本土の真ん中に位置する鹿児島湾。地元では、錦江湾と呼ばれて人々に親しまれている。
300万年前の度重なる噴火でできた姶良カルデラからなる錦江湾内には、干潟から深海までの多様な姿があり、約1000種類もの生き物を観察することができる人気の釣りのスポットだ。
この錦江湾を舞台に、春「真鯛釣り大会」を実施している「錦江湾若船頭の会」は、釣り船を営む若手船長の集まり。
若船頭の会の田中潤さんは、錦江湾の豊かさを日々実感する一方で、漂着ごみなどで海が汚れてきていることも感じているという。
風光明媚で安全に釣りが楽しめる海を守るために、身近なごみを拾うなど、今自分たちができることから始めたいと話す。