海岸の環境保全活動に取り組む大崎町の海洋クラブの活動を紹介します。
大崎町の、B&G大崎わんぱーく海洋クラブの小中学生たちです。
この日は、環境省が絶滅危惧種に指定している渡り鳥の「コアジサシ」を海岸に呼び込んで保護しようと模型を作り海岸に設置しました。
色を塗って仕上げたあとは、近くの横瀬海岸に一つ一つ丁寧に設置していきました。
(参加者)「コアジサシがいっぱい来るといいな」
B&G大崎わんぱーく海洋クラブは、水辺での環境保全活動などを通して、地域の子どもの成長を支援しようと、去年11月、大崎町とB&G財団が立ち上げました。
(B&G財団 古山透常務理事)「子どもたちには多種多彩な活動で、大崎町の恵まれた自然を満喫して健やかに育ってほしい」
『混ぜればごみ、分ければ資源』を合言葉に、大崎町は27品目のごみの分別回収に取り組んでおり、これまで資源リサイクル率12年連続で日本一を達成しています。
豊かな自然を後世に残したい、その担い手を育てる取り組みが大崎わんぱーく海洋クラブです。
この日、カヌーに乗り込み、メンバーが向かったのは田原川です。
海へとつながる川をきれいにしようと、大崎中学校のボランティア部4人も加わり、河口から数100m上流までの間で、空き缶やペットボトルなどのごみを拾いました。
(参加者)「自分が思ったよりごみは少なかったが、汚れていたので掃除したほうがいい。環境を守ったりするのは大切だと思う。」
(B&G大崎わんぱーく海洋クラブ 中山美幸事務局長)「山と川と海はつながっているので、自分たちの身近な川からきれいにしていったら、もっと海もきれいになる」
海洋クラブでは環境学習や遊びを通して、海への理解をさらに深めていければと考えています。
(B&G大崎わんぱーく海洋クラブ 中山美幸事務局長)「若い人たちは吸収が早い。若い人たちを中心にやったら、もっと広がる。」
海の豊かさを守るため、子どもたちの活動は続きます。