MBCでは、海の現状を伝え、未来へつないでいく日本財団の「海と日本プロジェクト」に今年も取り組んでいます。鹿児島県霧島市の小学校が、干潟を通して海の環境について学ぶ体験授業を行いました。
姶良市の重富海岸で体験授業を行ったのは、霧島市の国分小学校の5年生などおよそ170人です。
昨年度から海の環境について学んでいるこどもたち。去年は1年間で学んだことをリーフレットにまとめ、市役所や駅、校区内のスーパーなどで2000部以上を配布しました。
研究テーマは「海とわたしたち」。その最初の活動が姶良市での干潟体験です。
姶良市のNPO法人くすの木自然館のスタッフの指導のもと、海や干潟の生き物を観察することを通じて、人の生活との関わりを知り、これからの研究課題を探しました。
カニやヤドカリ、小さな魚などおよそ20種類の生き物を捕まえたこどもたちは、種類別に水槽に入れて観察しました。
このあと、くすの木自然館の浜本麦さんから、干潟の生き物の特徴や海の環境汚染の大きな原因は人であること、一方で、汚染を防ぐことができるのも人であることなどの説明を受けました。
国分小学校では今後、霧島市内の海岸で清掃活動などを行い、海の環境を守っていくための方法やアイデアを出し合い、1年間の研究成果を発表する場を持つことにしています。