ボーイスカウト鹿児島第18団 西昌平さん「磯のビーチにね、海のごみを拾って入れて下さいと捨てやすくなった箱を置いてくれています。これに協力する形で私たちは今日は海の生き物が困っているものを探す」
鹿児島市磯海水浴場でボーイスカウトの隊員らが海洋ごみについて学びました。
海洋ごみについて学んだのは、ボーイスカウト鹿児島第18団の隊員らおよそ30人です。
鹿児島市の磯海水浴場には、台風10号の影響で多くのごみが流れついていて、およそ30分行われた清掃活動ではペットボトルや発泡スチロールなどのごみを集めました。
「これは発泡スチロールの破片ですね。魚が卵と間違えて食べちゃう」
「ペットボトルとかビニールの物が多かった」
ゴミを集めたあとは、鹿児島市在住で世界を巡る冒険家・野元尚巳さんが海洋ごみについて講話を行い、ごみを減らすことの大切さを話しました。
野元尚巳さん「やっぱり目立つのはこれ(ペットボトル)です。なぜ目立つかというと丈夫なんですよ。便利で軽くて丈夫。日本で拾うともちろん日本のごみもあるんだけれども、中国とかアジアのごみを拾います。そのかわりにアメリカの西海岸に行ったら今度は日本のごみを拾っちゃうんですね。とにかくごみは出さないようにしましょう」
また、磯海水浴場には今年から海岸などで拾ったごみを入れる専用の木箱「拾い箱」が設置されています。
誰でも気軽に海洋ごみを拾えるようにと設置されたもので、参加者は集められたごみを分別し、「拾い箱」に入れていました。
「拾ったらここ(拾い箱)に入れたいと思います」
「いれるところがあったらどんどん拾えると思うので、また遊びに来たら拾いたいと思います」
海洋ごみについて学んだあとはカヤックで水上散歩。
改めてふるさとの海を守ることの大切さを学んだ1日となりました。