海岸のゴミをゼロにしようと、海岸ごみ専門の箱「拾い箱」が喜入の海に設置されました。
鹿児島市喜入町の大丸海岸。ここに新たな拾い箱が設置されました。
拾い箱とは、海岸に漂着したごみを入れる専用の箱のこと。いつでも誰でも、気軽に漂着ごみを回収して入れることができます。
この拾い箱が設置されるのは、県内で6カ所目。海と日本プロジェクトでは、この拾い箱の設置や海洋ごみの削減に取り組んでいます。
濱田蓮音さん
「拾い箱が建てられたことで、ごみを拾ったらそのまま拾い箱に入れることができるんです。拾い箱を置くことで、ごみ拾いが便利になるんです」
今回設置された拾い箱は、喜入小学校5年生、濱田蓮音さんのある思いからスタートしました。
濱田蓮音さん
「ごみでウミガメが困っているということを環境の講座で聞いて、このままではダメだと思い、まず新たな一歩としてごみ拾いを始めました」
この拾い箱の設置を記念して、7月24日にキックオフごみ拾いイベントを開催。地元住民などおよそ80人が参加し、40分ほどごみ拾いを行いました。
(イベント参加者)
「(Q.ごみ拾いをしてみて)おもしろかったです」
「ちょっと大変」
「(ごみが無くなると)みんなが嬉しくなると思う」
蓮音さんの父 濱田努さん
「今回だけのイベントで終わるんじゃなくて、また海岸に来てごみを拾って捨てることで、その辺りを泳いでいるウミガメがまた卵を産みに来てくれるような海に戻ればいいんじゃないかなと」
濱田蓮音さん
「一人でごみ拾いをするよりも、たくさんの人がしてくれた方が良いので、(ごみ拾いをしてくれる)一人一人に感謝をしないといけない」