休みを前に、子どもたちの海の事故を防ごうと、鹿児島市の小学校で海上保安部による安全教室が開かれました。
安全教室は、来週から始まる夏休みを前に、鹿児島海上保安部が鹿児島市の中山小学校で行ったもので、5年生およそ240人が参加しました。
児童たちは海でおきた子どもの死亡事故を事例に、どうすれば事故が防げたかグループで話し合いました。そして、風が強く波が高い日に海水浴をしないことや、海では親と一緒に行動することなど、自分たちで考えた再発防止策を発表しました。
海上保安部の担当者は、海岸近くでは「離岸流」と呼ばれる沖に向かう強い流れが発生することがあり、巻き込まれたときは、流れに逆らわずに陸と平行に泳ぐことなど、海水浴での注意点を説明しました。
県内では過去5年間で166件の海難事故が発生し、死者・行方不明者は77人で、7月から9月に多く発生しているということです。