霧島市で16日、盆明けの伝統行事「はんぎり出し」が行われました。
はんぎり出しは、霧島市国分広瀬の干拓地の潮だまりで長年行われている盆明けの精進落としの行事です。
はんぎりとは、馬のえさを入れる「飼い葉おけ」のことで、地元の漁師たちがおけと竹などを組み合わせてつくったいかだに乗って次々に網を投げ入れます。
そして、エッナと呼ばれるボラの稚魚やコノシロなどがとれました。魚はその場で刺身にされ、集まった人たちが酢味噌などでおいしそうに食べていました。
漁師の高齢化が進んでいて網を投げる技術を若手に引き継いでいくことが課題だということです。