魚の餌となる藻を荒らすウニを使い農業用の肥料を作った研究で「地球環境大賞」の文部科学大臣賞を受賞した阿久根市の鶴翔高校(かくしょう)が三反園知事を表敬訪問しました。
三反園知事を表敬訪問したのは鶴翔高校農業科学科3年の日高翔さんと春口勇斗さんなど4人です。
鶴翔高校は地球温暖化防止や循環型社会の実現などの研究を表彰する「第28回地球環境大賞」で文部科学大臣賞を受賞しました。鶴翔高校が行った研究は、魚の餌である藻の育成のために駆除したウニを有効活用できないかと取り組んでいたものです。
これまで廃棄されていたウニから農作物用の液体肥料になる「有機発酵液」を作ったところ農作物の収穫量の改善などにつながったということです。この研究が海の環境改善と農業の連携が図られ環境活動につながったと評価されました。
(鶴翔高校農業科学科3年日高翔さん)
「受賞したことは学校の誇りで、これからもどんどん研究を進めて、地域への貢献を後輩や今後入学してくる生徒にしてもらえたらと思う」(鶴翔高校農業科学科3年春口勇斗さん)
「僕達が作った発酵液をもっと使い、地域貢献していって、また引き継いでいけたらと思っています」学校では今後も研究を重ねていきたいとしています。