ことし5月の調査で個体数が激減したリュウキュウアユの再調査が、18日、宇検村で行われました。
リュウキュウアユは、奄美大島と沖縄本島にのみ生息し、環境省のレッドリストでは絶滅のおそれがある種に指定されています。
鹿児島大学水産学部は1990年から毎年、5月と11月にリュウキュウアユの個体数の全島調査を行っていますが、ことし5月の調査では、去年のおよそ5万6000匹から3499匹まで激減しました。
特に宇検村の河内川では、例年なら500匹から1000匹が確認されますが、ことしの5月の調査では31匹しか確認されませんでした。18日はその回復状況について再調査したところ、およそ200匹のリュウキュウアユが確認されたということです。
鹿児島大学では、個体数の減少傾向は続いているとして、今後も調査を続け保全に向けた対策を進めていくとしています。