喜界町で開催された「サンゴ礁サイエンスキャンプ」。
イベントについて、NPO法人・喜界島サンゴ礁科学研究所理事長の渡邊剛さんに伺いました。
「サンゴ礁サイエンスキャンプ」は、サンゴ礁の生き物や、サンゴ礁の化石などについての調査や研究を行って、その成果を発表するまでを行います。
今年は喜界島のこどもたちだけでなく、北は北海道から南は沖永良部島まで、合わせて42人が参加しました。
子どもたちが6つの研究班に分かれて、研究を行ったのですが、国内外で活躍するサンゴ礁研究の専門家である先生たちとスタッフが協力してサポートして「未来の研究者」を育てるべく、全力でサポートしました。
今回で4日目の開催なのですが、今年から高校生を対象にした「アドバンスドコース」という研究をより深く楽しんでもらえるコースも設定しました。おかげで「サンゴ礁サイエンスキャンプ」が段々と実りあるものとなってきている実感があります。
子供達は、みんなとても生き生きとしていて、夢中で研究を行ってくれました。
全国から集まった年齢も違う子ども達が、キャンプ中にどんどん一体感を持ってくるのを感じました。
最後に行われた研究発表も素晴らしい出来栄えで、今年の11月に沖縄で開催される日本サンゴ礁学会で、その成果を発表する予定となっています。
また喜界町の広報誌には、「サンゴ礁通信」として、定期的に情報を掲載しています。