海を漂い、海岸などに打ち上げられるごみのほとんどは、もともと陸地にあったものです。
海洋ごみを減らすためには私たち、ひとりひとりが日頃から、ごみを適切に処理する意識を持つ事が大切ですが、先日、鹿児島市で、高校生がチームを組みスポーツ感覚でごみを拾いをする「スポGOMI甲子園」が開かれました。
ごみを拾いながら、高校生たちはどんなことを感じたのか?
全国大会出場をかけた、県大会のもようを取材しました。
今月15日の海の日、「スポGOMI甲子園」に参加するため多くの高校生たちが集まってきました。
この「スポGOMI甲子園」とはいったい?
実行委員 梅北奈鼓さん「海洋ゴミは今、とても問題になっていますけど、その海洋ごみが出ているのが陸であって、それが川を伝って海へ流れていくということで、高校生が関心をもってチーム戦でゴミを拾う。優勝したチームが東京で日本一を決めるという大会になっています」
県大会には8つの高校からあわせて66人が参加しました。
3人1組で制限時間内に拾ったゴミの質と量を競うのが今大会のルール。
高校生たちは小さなごみも見逃さないよう、協力して拾っていました。
「結構、燃えるゴミが落ちている。ビニール袋とかペットボトルもですね」
「タバコ(の吸殻)がベンチの下が多くて、缶もベンチの下が多くて、公園のベンチの下が多い」
こうして、集められたゴミは種類ごとに細かく軽量。
その量は全部で54キロに上りました。
そして一番多くのゴミを拾ったのが弓道部のメンバーで結成したれいめい高校の「AMUSE」が6.76キロのゴミを拾い優勝しました。
「自分の街でも拾わないとなという意識が生まれたので、すごいいい経験にもなったしすごく楽しかったです」
優勝した「AMUSE」は9月に東京で開催されるスポGOMI甲子園の全国大会に出場します。
「東京でもいい結果が残せるようにがんばります。」
「優勝するぞ!」