鹿児島市の川上小学校です。夏休みを前に着衣水泳の授業がありました。
「洋服を着ている状態で、もし、海や川などの中に落ちてしまったら、どのようにして自分の命を守ればいいのか、それを学習するのがこの着衣水泳です」
子どもたちは普段着のままプールに入ります。
服を着たままの状態で泳ぎます。水着のときとはどう違うのでしょうか。
服が水を吸って重くなり、なかなか前に進みません。
こんなとき、どうすればいいのでしょうか?
「海に落ちたときに、『あっ!やばい!泳いで助からなきゃ!』ってしたら、服が重いから泳げなくて、命が助からずそのまま海の中に沈んでいってしまいます。じゃ、どうやったら助けられるか」
「ういてまて」
「体を浮かせることで助けを待つことができます」
体の力を抜いて仰向けに、大の字になり、浮いて助けを待つ方法を学びました。
また、空のペットボトルがひとつあれば、抱きついて浮くことができることも体験しました。
「バランスが取れなくて難しかったです。こんな体験ができたので、海でおぼれた人がいたら(ペットボトルを投げて)助けたいです」
「今後海で遊ぶ機会があるので、もし、海でおぼれた時は着衣水泳を思い出して、助かります」
岡元恒司朗教諭「普段と違う状態でプールの中に入るので、いつもとどのような違いがあるのかを、まず感じること、どうすれば命を守る行動ができるのかを学ぶことが目的です。
安全への備えをしっかり身に付けて海で楽しく遊んでほしいと思います」