番組情報
2021.02.17

ウニ殻を使ったウミカルビスケット

ウニ殻を使ったウミカルビスケット

MBCテレビ「かごしま4」2/17放送

海のやっかいものをお菓子に!こんな取り組みです。

鹿児島県阿久根市。東シナ海に面し、美しい海の景色が広がっています。

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ところがこの海に、深刻な【環境問題】が発生しています。それは『磯焼け』と言われる減少です。

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海の中には、藻場と呼ばれる海藻が生い茂る場所があります。しかし近年、その藻場が様々な要因で消失する「磯焼け」が問題となっているんです。

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こちらは、2015年に撮影された阿久根の沿岸部の写真です。海面や岩場には海藻がびっしり生えているのが確認できます。しかしその6年後。現在は海藻が確認できなくなってしまいました。

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阿久根で取れた海の加工品を製造している尾塚水産です。環境の変化を目の当たりにしてきました。

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「30年くらいになりますかね…海藻が減少する磯焼けが目立ちはじめ南の海で見られるウニが確認されるようになった」

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Q「磯焼けした海域で獲れたウニの商品価値は?」

「商品価値がない。身が入らないし。」

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磯焼けへの対策を模索する中、尾塚水産では、【駆除したウニを生かす試み】もはじめました。

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ミネラル分が含まれたバランスのいいカルシウム。ウニの殻を高温で焼くことで出来た「ウニ殻カルシウム(微粉末)」。今、食用や農業への活用が期待されているんです。

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阿久根市にあるイワシビルです。

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地元阿久根産の食材を使った加工品などが販売されています。

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このお店で去年商品化されたのが、ウニ殻の粉末を使った商品です。

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「ウミカルビスケット。海のカルシウムがたくさん入ったビスケットということで、尾塚水産さんのウニ殻のカルシウムを使用したビスケットです。阿久根は海もきれいですし、その海で育ったウニからとれるカルシウムということで、皆さんに知っていただければと思います。」

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