台風10号の影響で、鹿児島県内各地の海岸では多くの漂着ごみが打ち上げられました。中には環境への影響も懸念されるプラスチックごみも含まれています。
タイヤや流木。垂水市浜平の海岸には台風10号の影響で、様々な漂着ごみが打ち上げられていて、11日も近くのマリンスポーツ体験施設の「マリンパークたるみず」のスタッフらが回収作業を行っていました。
(マリンパークたるみず 田屋敷幸太店長)「流木や流れ着いたごみがどうしてもある。それを元通りというか、きれいな海に戻るように」
漂着ごみはほかの海岸でも。MBCスクープ投稿に届いた南九州市頴娃町で8日に撮影された映像です。漂着ごみのほとんどがペットボトルだったといいます。
ペットボトルをはじめとする海洋プラスチックごみは、環境への影響が懸念されていて、7月から始まったレジ袋有料化のきっかけの一つともなりました。
こうした中、垂水市の2か所海岸に先月末、プラスチックごみを入れるための「拾い箱」が登場しました。
(マリンパークたるみず 田屋敷幸太店長)「海を大事に、きれいな形で残していくように、『海と日本プロジェクト』の支援をもらい、ごみ箱を設置した。みなさんがごみ箱に捨ててくれれば、もっと海がきれいになる」
この「拾い箱」の取り組みは与論町で始まったもので、今年の夏から鹿児島市の磯海浴場でも設置されています。海の環境を保つために、一人ひとりの取り組みが求められています。