朝、水揚げされたばかりの新鮮な魚が並ぶ、沖永良部島漁協の競り市。
昨年、長期保存可能な冷蔵庫1機、冷凍庫3機と調理加工室が完成し、島の水産業が大きく変わろうとしているのです。
その中で今、注目されているのが「ソデイカ」
皆さんは沖永良部島漁協で水揚げされる魚介類の中で、一番多いのがソデイカだということをご存知でしょうか?
漁獲量の一角を担う凄腕の漁師について東善一郎組合長に話を伺いました。
「この沖永良部漁協では常にナンバー3。いわゆる売上高・漁獲量トップの漁師ですね」
漁熱大陸では、島の水産業を支えるソデイカをターゲットに今後の展開を放送していきます。
第1話はパーフェクトフィッシャーマン川畑輝明さんに密着します。
漁獲量1位のソデイカがどのように水揚げされるのか、その全貌にせまります。
「今回は沖永良部島のソデイカ漁を取材したいと思います。皆さんぜひご期待ください!」
川畑さんは漁師歴37年のベテラン。島トップクラスの漁獲量をあげます。
安田プロデューサーと取材陣を乗せた漁船は和泊漁港を出発し、太平洋側の沖合、およそ4kmの地点を目指して南下します。
そして早くも安田プロデューサー、目標地点に到着する前にダウン!
安田P「さあ、それではソデイカの仕掛けを投入していきます」
ソデイカ漁で主に取り扱う漁法は「旗流し漁法」といい、仕掛けを潮の流れに直角になるように仕掛けを獲物がいるポイントに投入していきます。
ソデイカは性質上、朝は水深450mほどの深さまで潜り、夜は餌を求めて水上まで浮上するそうです。
川畑さんは手慣れた無駄のない動きで仕掛けを投入していきます。
今回投入した仕掛けはウキ1つに付き4個。それをおおよそ300m間隔で30箇所投入しました。
さて、全ての仕掛けを終え、川畑さんがなにか慌ただしく動き始めました。
旗流し漁法で投入した仕掛けとはまた別のものです。
「あれがぴーんと張って、ギアラ、疑似餌が跳ねてるがね。たぶん音に反応して、水の中って音が伝播しやすいでしょ?これなら餌もいらないし」
仕掛けを投入してまもなく、海面に変化が現れました。
安田P「今日何本か揚がるんじゃないですか?マグロも」
川畑さん「よっぽど行いがいいど!分からんよ!昼後おおしけになったりして」
漁は順調かのように見えたのですが、川畑さんの嫌な予感が的中しました。
ゆっくりと海面に現れたのは漁礁を荒らす漁師の天敵・サメです。
ソデイカは揚がるのか?
続きはあす放送します。
イベント名 | 『漁熱大陸~ソデイカ漁に密着~』 |