鹿児島水族館の人気者、8代目ユウユウとなる新しいジンベエザメが、南さつま市から水族館へとやってきました。
かごしま水族館では、先代の7代目ユウユウが去年8月に海に帰されたあと、ジンベエザメがいなくなっていました。新たなジンベエザメは先月、南さつま市の笠沙町漁協の定置網にかかっているのが見つかり、水族館が購入したものです。
体長5メートルほどの若いオスで、片浦港沖のいけすで健康状態の確認や餌付けをおこなっていました。
状態が良いことから、26日、ジンベエザメを水族館に移すことになり、いけすから輸送用のコンテナに入れる作業が行われました。
ジンベエザメの入ったコンテナはクレーンで持ち上げられ、慎重にトラックに載せられました。搬送の間、ジンベエザメの様子が確認できるようにモニターで見守ります。およそ2時間かけてトラックは無事、かごしま水族館に到着。輸送用のコンテナから黒潮大水槽に入れられると、8代目ユウユウは、ゆっくりと泳ぎ始めました。
かごしま水族館でジンベエザメが展示されるのは、去年8月に7代目ユウユウが海に戻されて以来、およそ10か月ぶりです。水族館では、多くの観客がユウユウの到着を待ち望んでいました。
かごしま水族館によりますと、8代目は体長5メートルと搬入の時の大きさがこれまでのユウユウと比べ大きいため、およそ1年ほどの展示になるのではないかということです。