さまざまな形をした魚たち。これらは深海200メートル以上の深い海域にすむ深海魚です。
実は鹿児島の海に生息しています。しかし、流通されにくいため、一般的に知られていないのが現状です。
そこで先月、鹿児島市の加治屋まちの杜公園で開催されたのが、うんまか深海魚フェスタ。深海魚の魅力を広め、魚を食べる文化を次世代につなげていこうというイベントです。
鹿児島大学水産学部 大富潤教授
「実は鹿児島は深海魚の宝庫。食べてもらいたい。深海魚ってそんなに気持ち悪いものではなく、おいしいものだということを知ってもらいたくて、イベントを開催した。」
会場では、鹿児島県内の飲食店が深海魚をアレンジした料理を提供。多くの人で賑わいを見せていました。
Q.深海魚のイメージは?
イベントに参加した子ども
「海の深いところに住んでる。」
Q.初めての深海魚の味は?
「いつものお魚よりちょっと甘かった。」
(保護者)
「水族館に展示されているとか観賞用のイメージがあったが、こうやって食べられることを初めて知りました。身近なものなんだなということを知りました。」
さらに、LIVEコマース配信のイベントも。
こちらでは、海と日本プロジェクトと枕崎市の松野下蒲鉾がコラボした商品を紹介。身が赤く鹿児島ではアカボウと呼ばれる魚をメインに使ったさつま揚げが、数量限定で販売されました。
Q.あじわいは?
松野下蒲鉾 代表取締役社長 松野下兼市さん
「(作る前は)癖があるのではないかと思っていたが、意外と食べやすくて、魚の風味もしていい感じに仕上がりました。」
「元々、地元に揚がる魚を利用した商品作りをしていたので、今回うんまか深海魚フェスタに協力、参加できて嬉しく思っています。」
鹿児島大学水産学部 大富潤教授
「こういったイベントを今後も継続的にやって、少しずつ皆さんに深海魚の魅力を知って食べてもらいたいと思っています。」