先月、鹿児島市のかごしま水族館で開かれた「チェスト!FOR THE BLUE かごしま~海ごみゼロ!ナイトアクアリウム~」。
このイベントは海洋ゴミ問題への取り組みを知ってもらおうと開かれたもので、およそ50名が参加。
海ごみゼロに繋がる活動のひとつ、与論島から始まった拾い箱プロジェクトについてトークセッションを行いました。
一般社団法人E-Yoron 代表 池田龍介さん
「拾うための箱を置いておけば、みんなでちょっとずつキレイにしていけるんじゃないか。自分たちでもちょっとずつ綺麗にしていこうねという感覚が当たり前というか、広がっていくといいなと考えています。」
「拾い箱」は自ら出したごみを捨てるごみ箱ではなく、海の漂流ごみを「拾って入れる」ための箱です。
その取り組みは県内だけでなく、県外にも広まっています。
山口県密着YouTuberタレント メガネ山口。さん
「去年の10月に拾い箱の一機目を設置しました。瀬戸内海に重点的に設置しているので、来年は日本海側にも設置していきたいと思っています。」
佐賀県唐津市 環境課環境・リサイクル推進係 楢崎徹さん
「こういったものを設置していただくと、海岸に行ってちょっと目についたものを拾って入れることができるので、設置してよかったというお褒めの言葉をたくさんいただいている状況です。」
また、環境アート団体「色響(いろひびき)」による漂流物で作った楽器の演奏やアート作品の展示が行われました。
(参加者)
「錦江湾の横断遠泳を子どもたちがしていて、その時のゴミはさすがに疲弊するものがあるなと思っていたので…。いまさらだけど重い腰をあげてみようかなと思いました。」
「これを通じて誰かがではなく私自身が行動することによって、大好きな鹿児島がずっと美しい海でいられるのかなと思いました。」
「生き物が苦しんでいるのを助けるために、鹿児島県以外にも頑張っている人がいることを知りました。」
ひとりの100歩より100人の一歩。海を守る為に今自分ができることを考えることができました。