鹿児島市の平川小学校。今月5日、給食時間に鹿児島の海の幸を使ったメニューが提供されました。それは錦江湾で採れたマダイのムニエルです。そのお味は?
「すごくおいしいです。ふわふわで大好きです。」
「頑張ってタイを獲ったことが伝わってきて、世界ランキング1位のような味がします。」
提供したのは、谷山漁業協同組合。
谷山漁業協同組合 代表理事組合長 横山幸二さん
「一回でも多く、お魚を食べていただきたい。」
給食の後は谷山漁協直営の七ツ島解海宝館の方たちによる出前授業。5年生と6年生が、錦江湾の歴史やマダイの習性について学び、マダイの3枚おろしを見学しました。
七ツ島解海宝館 純浦裕一店長
「(マダイをさばきながら)包丁を入れたら、そのまま引く。骨に当てながら」
児童
「オスとメスの見分け方ってあるんですか?」
七ツ島解海宝館 純浦裕一店長
「タイはすぐわかります。人間の化粧の”アイライン”のように、青いラインが目にあるとメス。これは、それが無いのでオス。」
社会の授業で水産業について学んでいる子どもたち。ふるさとの魚の魅力を再確認しました。
出前授業を受けた感想
「今日初めてタイのさばき方を見て、お家で魚を買ったときにさばいてみたいなと思いました。」
「平川は海が近いので、近所の人にも海の話をしたいです。」
鹿児島市立平川小学校 日置正齋校長
「日ごろ教科書では学べないものを間近に知ることができて、体験的ないい授業だったと思います。」
谷山漁業協同組合 代表理事組合長 横山幸二さん
「鹿児島県は南北600キロにおける海に面した県ですが、鹿児島でも魚離れがだんだん進んでいるので、そこをどうにかカバーしたいなという気持ちでやりました。魚に興味を持っていただきたいというのが一番の思いです。」